2025年8月28日木曜日

2025年8月14日(木)ヨーロッパ周遊一人旅④

宿泊したホテルは『メルキュール クラクフ スタレ ミャストです。
クラクフ中央駅の駅前にあります。
メルキュールクラクフスタレミャスト(早朝)

今日は、今回の旅のメインであるアウシュビッツ強制収容所の見学です。
ナチスがユダヤ人を虐殺したことは、子供の頃から知っていました。シャワー室と偽ってガス室で殺害すると聞いて、子供心に『とんでもないことをするやつがいたんだな』と思ったものです。
そして、NHKで1995年に放送した『映像の世紀』をビデオに録って繰り返し見ていたら、『死ぬまでに一度はアウシュビッツの見学に行きたい』と思うようになりました。
それから30年、ついに実現しました。


今は、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館としてポーランドの国立博物館になり保存されています。クラクフの西約70kmの位置にあります。

個人でも入ることは出来るようですが長蛇の列で、特に旅行シーズンはツアーを使ったほうが確実に入れると聞いたので、Get Your Guideでツアーを申し込みました。

別会社で日本語ガイドはありましたが、予算と予定が合わず『ガイドいらない。バスで連れて行ってくれて、入場させてくれればいいや』と思い、日本語ガイドブック付きの自分で見学するツアーに申し込んだのです。思ったよりも安かったのでランチボックスをつけました。9:00にホテルの前からバスに乗るツアーです。


前日にツアー会社から確認の英文メールが来ました。翻訳サイトで翻訳すると以下の通りでした。

『こんにちは。明日のアウシュヴィッツ・ビルケナウツアーについて明日の英語ガイド付きツアーに若干の空きがあるため、お客様のご予約をセルフガイドツアーから英語ガイド付きツアーに追加料金なしでアップグレードいたします。ツアーの詳細は以下の通りです。

集合時間:午前5時40分 - 正確な最新の時間です。

時間通りにお越しください。遅れた場合はキャンセルとなり、返金はございません』


5時40分?マジですか?

『アップグレードなんてしなくていいから9:00のままにしろよ』と当然思いましたが、交渉するすべも時間もありません。また、予約したときの注意書きに『ピックアップ時刻は5時30分〜10時00分の間で変更することもある』と書いてあります。

『これ決定事項だな』と思い、『わかったよ。5時40分に行けばいいんだろ』となりました。


メールには、メルキュールホテル向かいのkiss&Rideがピックアップ場所と書いてありましたが、『そんな店ないぞ』と思って調べてみました。すると、ちょっと広くなっている一時停車場所をKiss&Ride、すなわちK&Rと言うらしいのです。勉強になりました。


4時00分に起きて支度をし、5時に駅のマクドナルドで朝食。結構人がいてビックリ。クラクフの朝は早い。

ポーランドの朝マック

5時30分にはK&Rでバスを待っていましたが、同じ場所に40人くらい待っているのです。『満席かぁ』と思って立っていたら、頭に鳥のフンがピチャっとかかりました。『うわっ』と思い、すぐにハンカチで頭を拭きましたが、これから出かけるというのに最悪な気分になりました。でも、洋服を汚さなかっただけマシかも知れない。運が付いたかな・・と気を取り直しました。


バスの前で名前を呼ばれて入場チケット(氏名確認書)を渡されたのですが、一番最初に名前を呼ばれて、一番最初にバスに乗り込みました。

バスは満席。日本のバスより大きいので60人はいたと思います。

バスの中の様子

バスの中で一人だけ名前を呼ばれ、何だと思ったら、ランチボックスを渡されました。

ランチボックスの内容

バスの中で細かな注意事項と、これからの予定の説明がありました。当然、何言ってるのかサッパリでしたが、ガイドのお姉さんが「スパニッシュ」とか言って人数を確認してるので、英語ガイドとスペイン語ガイドに分かれるのだろうと予測がつきました。


1時間半かけてアウシュビッツに到着。

ガイドのお姉さんはイギリス人っぽい顔つきの小柄でメガネの女性。たくさんの観光客の中、入口まで連れていかれましたが、誰が同じツアーの客なのかサッパリ分からない程のゴチャゴチャの状態になり、ガイドのお姉さんからハグレると終わる状態になりました。ガイドは普通の服装で、旗も目印も何もなく一般客と同化しているので、とにかくまずは顔を覚えました。


何とか彼女をマークして入場。そこでスペイン語と英語に分かれました。英語のほうが人数が少ないのが意外でした。

英語は彼女がガイドするのかと思ったら、全然違うおっさんでした。受信機とヘッドホンでおっさんカイドの話を聞く方式です。中はガイドツアーでごった返えしているので、これはいい方法だと思いました。

今度は、おっさんカイドからハグレると終わる状態になったので、速攻で顔を覚えました。ただ、それだけでは心もとないので、同じツアーの人を何人か覚えて、そいつらに付いて行く作戦にしました。

『誰か覚えやすいやついないかな』と思って見廻すと、小学校低学年くらいの可愛い女の子を連れた若夫婦。それと、ハグリットみたいな男と入れ墨女のカップル。この2組を速攻覚えました。彼らはおっさんガイドの言葉を理解できるだろうから、同じような行動していれば問題はないでしょう。

第1収容所の門「働けば自由になる」

第1収容所はこのような場所

見学しながら『人は、こんな事までできてしまうんだな』と改めて思いました。とても悲しい気持ちになりました。

靴の山

子供の靴の山、数トンに及ぶ女性の髪などの展示もありましたが、撮影する気になりませんでした。その他、メガネ・義足・カバンなどの展示もありました。
チクロンBの空き缶


沢山の見学者がいましたが、誰一人として笑顔や無駄口はありません。中には泣いてる人もいて、さながらお葬式のような雰囲気でした。

多くの方が銃殺された場所

このアウシュビッツ第1は、元々ポーランド軍の施設だったものをナチスが接収したものです。なので建物自体はしっかりとしていて、戦争初期は政治犯などを収容していたようです。なので、ガス室も比較的小さいのです。
ガス室

ただ、ビルケナウ(アウシュビッツ第2)は完全にユダヤ人を絶滅させるための施設で、それは悲惨だったようです。

ビルケナウ(第2収容所)「死の門」

見学しながら、NHK『映像の世紀』のテーマ曲「パリは燃えているか」が脳内を流れていました。

「選別」の場所

収容所に到着するとすぐに上の写真の場所で「選別」が行われていたようです。強制労働・人体実験・ガス室への選別です。
選別の写真

言葉が出ないというのが正直なところです。
歴史的な事実に触れて、同じことが起こらないようにするために、現代に生きる我々はどうしたらいいのか、これは本当に考えさせられました。


ビルケナウを見学後、また1時間30分かけてクラクフに戻ります。その前にトイレに行くと、有料トイレ。コインのみの機械。現金持ってない。カード使えない。クラクフまで持つか心配になりましたが、暑かったためか大丈夫でした。


クラクフには13:00頃到着。早朝出発の、7時間20分のツアーでした。

心の中でガイドのお姉さんとおっさん。女の子を連れた若夫婦。ハグリットとタトゥ女に心の中でお礼を言って、バスを降りました。


一旦ホテルに戻り休憩後、15:00過ぎにちょっと早い夕食に出かけました。

徒歩10分弱の場所にある寿司屋「Sumi Sushi」です。

Sumi Sushi


握りが食べたかったので、この店に来ました。ネットで調べるとOMAKASEというメニューがあったのでそれを食べるつもりでしたが、店でメニューを見たら「ランチセット(平日16:00まで)」というのがあるので、それを頼みました。

ランチセット

握りが出て来るものだと思っていたら全然違いましたが、美味しかったので良かったです。

クラクフ中央駅


クラクフ中央駅の中のスーパーへ行き、職場へのお土産とちょっとした食料を買ってホテルに戻りました。

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